ひだまり

人生後半はゆっくりと心静かに過ごしていきたい

お世話になった方が逝ってしまわれた

癌を患っておられるとは聞いていたので、大丈夫だろうか、と心配はしていたのだけど、今年に入って亡くなられたと知ったのは今月になってから。

とっても器用で面倒見の良い方で、ご近所ではとても重宝がられている人懐っこい方だった。

子供たちからも『おっちゃん』と、気軽に声を掛けられる方だった。

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我が家も昔から色々お世話になって・・・本当に器用な方だったから、我が家の屋根の上に上ってもらってベランダの屋根を修理する手伝いまでしてもらったこともあった。

定年後には野菜作りに益々磨きがかかって、おいしくて取れたての色々なお野菜を沢山いただいた。紫色のジャガイモなんていう珍しい野菜もあったなぁ。

いつもにこにこして、陽気で、ご近所の高齢の方を気遣ってめんどうなことを率先して引き受けたり・・・

まだ60代後半。私たちより少し年上ではあるけれど、近所ではとても頼りになる方だった。

 

ご自宅の庭の木の剪定もいつも脚立に乗って、綺麗に管理されていた。

その木々が切り倒されていて『えっ?』と驚いたのが、昨年の秋ごろだっただろうか?

ご病気のことは知っていたし、その頃お会いした時にはムーンフェイス様で、あまり芳しくはないのかなぁ・・・と思っていたのだけど。

庭木の維持管理は大変だから、きっと、残される奥様のことを考えてご自分がまだ動ける内にと、伐採を決断されたのでしょう。

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夫と共に、今日、ご自宅を訪問し、お線香をあげさせてもらった。

『実感がないゎ』と話すと、奥さんも『私も最期まで一緒やったけど、実感がない』とおっしゃっていた。そうだよね、そうだよ・・・。

病気の進行、その時その時の状態はご夫婦で共有され、最期は緩和病棟へ入院、 最期のお別れの時は、奥さんとこどもさんが見守る中で本当に安らかに息を引き取られたと伺った。

危篤だと言われながらも、なかなか最期の時に手を握って看取る、看取られるということは難しいと思うのだけど、ご主人が最期にご家族と一緒にいられてよかった。

奥さんも『私は元気よ』と笑ってくれたし・・・今日、お会いできてよかった。

 

でも、こうして身近な人がいなくなっていくことは・・・

やっぱりやっぱり淋しい、悲しい、辛い・・・