この本は、寂聴さんが86歳から97歳までの約10年間 京都の寂庵でされてきた法話の中から寂聴さん自身がセレクトされた8つの法話が記載されている。
「涙も老いも、ここに捨てて帰りましょう」と語りかけての法話。
思い悩む気持ちを受け止めて共感してくれながらも、そんな気持ちが軽くなるように諭してくれるような温もりを感じる本だった。
諭す・・・などと言うよりも、笑いを交えながら話しかけてくれているといった感じかな。
もう少し この方の本を読んでみたいな、と思ったので、
「寂聴 97歳の遺言」を図書館のネット予約してみた。