父の遺したCDを整理
父はとても社交的で人付き合いの良い人だった。
私達よりもずっと活動的で若々しかったなぁ。
家から出ない日はないくらいだった。
今日、父のCDを片付けようと引っ張り出してきたんだけど、父のことが色々思い出されて。。。
普段は、この想い出に深く落ち込まないようにしているのだけど、こうして遺品に触れる機会があるとどうしても深い想いに落ちていく。 しかたないね。
つらつらと父のことを書き出したら 次から次へと色んなシーンが浮かんで、『あの時 悪いことしたなぁ』『もっと優しい言い方してればよかった』って辛くなってくる。
お父さん、ずるいよなぁ、いなくなっちゃったから、どうしても美化される側になってるもん。私は後悔するばっかりだよ。
面と向かってる時は、親子の間で色々と自分たちの言い分もあって、
親子だからこそ ついつい言い過ぎでしまったり、
親子だからこそ 照れがあって本音を言葉でそのまま伝えられなかったり、言い過ぎても謝ることができなかったり・・・
彼岸で会ったらちゃんと伝えよう。待っててくれてるはずだと思うから。
CDの間に、父の走り書きした小さなメモがあった。
『老いの身を 若いと云われ ほくそ笑む』と。
お父さん、自分の老いもしっかりと認めてたんだね。そんなこと口にはしなかったけど。
父も同じで、私たちに言いたくてもうまく言えなかった本音や、強がっていた本音がたくさんあったんだと思う。 そこを汲み取らなきゃいけなかったのにねぇ。
ごめん、お父さん。
走り書きしたメモの欠片。
懐かしい父の、綺麗でやさしい文字。このメモは捨てれないなぁ。
さて、涙してばかりもいられない、片付けなくちゃ。