お盆も もう終わりに
お盆のお墓参りは沢山の人が来ていた。
公園墓地の道路には 普段では見ない数の車が停まっていた。
墓地には、区画ごとに やっぱり多くの人たち。
墓石を磨いたり、草を抜いたり 花を飾ったり。
自分たちと同年代の人や、その親御さんかな?って人達が多かった気がした。
お墓参りは月命日くらいしか行ってない。
結構、お墓のお花が活け変えられているので、普段からお墓参りに来る人はそこそこ多いんだろうな。 お盆の時やお彼岸の時は、同日にお参りする人が集中するから、こんな風に多くの人に出会うんだな。
コロナ禍でなければ、多分もっともっと人出が多かったんだろうと思う。
枯れた草でボーボーになっているお墓や、墓じまいしたあとの更地になった墓地や、新しいお墓、それぞれにそれぞれの関りを持つ人たちが沢山いて、いろんな人生が沢山あって・・・
みんな 生きて 死んでいくんだなぁ。
送られて・・・見送って・・・それぞれが人生を閉じる。
なぁんて、お墓に人の人生を思ったりしていた。
迎え火の おがらをホームセンターで買って
13日の夕方に焚いて、
孫たちが「おじいちゃんとおばあちゃん、いつ帰ってくるの?嬉しいなぁ」なんて喜んでいた。 本当に会えると思っていたみたい。純真です。
でも、本当に帰ってきてくれていると 自分も思っている。なかなか夢にも出てきてくれないけどね。
孫が、公園墓地の花屋さんに夫と花を買いに行く途中で、
「おばあちゃんの匂いがした」と言ったと。
かわいいひ孫がお墓参りに来て、嬉しくて出てきてくれたかな?
親戚関係は遠方だし、両親ともに彼岸に行ってしまったので ご友人たちが来られることもなく、自分たち家族くらいのお盆。
きょうだいはあっさりしたもので、「コロナなので、家へのお参りは遠慮する」と。
お墓参りだけしてくれるそうだ。
お墓に行くより近い距離だけど、まぁそこは人それぞれの考え方。
移してもイヤだし、移ってもイヤなものだもんね。
いじわるく考えれば、あのきょうだいのことだから自分中心で、「もしも移ったら困る」という思いの方が強いのだろうけどね。
だめだめ。そうは思っても、それはそれで そういう考え方の人なんだから それでいいんだから、悪く思っちゃダメダメ。
今夕には 送り火。
亡くなってからは、本当にしてあげられることってないんだなぁ。
墓に布団は着せられず・・・なんだよねぇ・・・